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  • 恋人これくしょん。(花ポル R-18 三部後 生存院 リクエスト 女装)

    category:JOJO二次創作小説

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こんにちは。

今回は花ポルのリクエスト短編です。R-18。花京院とチアガールの衣装を着たポルナレフのコスプレえっちです。オプションで鏡プレイ入れてます。3部後、大学生になった花京院の部屋へポルナレフが居候している設定です。お話の設定上、女装注意。どエロ目指した結果がこれだよ・・・。
衣装の仕組みとか調べたんですけど、普通アンスコってガチパンツの上に履きますよね?作中ではアンスコを直穿きしておりますが、そこはエロコスプレってことで突っ込まないで!そしてこの後、きっといろんな服着せられてるに違いない。

おとねぎ様、リクエストありがとうございました!
リクエスト内容は『花ポルR18で花京院がポルナレフに女装(チアガールコス)させてエッチなことをする話 変態院希望』でした。鏡プレイも合わせ技で入れてみたのですが、ちゃんと変態院になってるでしょうか・・・。

いつも拍手、コメントありがとうございます!励みになります。


↓それでは本編は追記に格納!

恋人これくしょん。



ポルナレフが花京院の家へ居ついてから、早三週間。
現在、ポルナレフは日本で大学生になった花京院と小さなアパートの一室で二人暮らしをしている。あのエジプトへの大旅行が終わってからは二人共それぞれの母国に戻っていたのだが、花京院の通う大学が長期休暇へ入ったのを機に、ポルナレフも思い切って日本を訪れる事にしたのだ。
それまで定期的に連絡を取り合ってはいたものの、実際に会って話すことが出来たのは実に数年ぶりである。ポルナレフは空港で待ち合わせをしていた花京院に熱く迎えられ、お互いの再会を喜びあった。

・・・しかしそれも、もう半月以上前の話。
そろそろ日本での生活にも慣れてくる頃だが、ポルナレフには一つだけ不満のタネがあった。

「なァ~、花京院・・・早く寝ようぜ・・・・・・」
「まだ!百勝まで、あとちょっとなんだ」

だからもう一戦だけ、と花京院はゲームのコントローラーを手放そうとしない。日本へ来た初日から夜はずっとこの調子だ。一足先に布団の中へ半身を突っ込んでいたポルナレフは、呆れたように溜息を吐いてベッドへ倒れ込んだ。目の下まで布団を引き上げ、振り返りもしない恋人の背中に恨めし気な視線を送る。
花京院はポルナレフが来日する少し前から、とあるゲームにハマっていた。

「それ、そんなに面白いのか?」
「うーん・・・まあまあかな。君が気に入るかどうかは分からないけど、こっちでは結構流行ってるよ」

まあまあ、などと捻くれたことを言いながらも画面に食いついている辺り、実際は花京院もかなりのファンなのだろう。その内容はというと、素人のポルナレフが見たところでは女の子に色々な衣装を着せて対戦させるアクションゲームのようだったが、恋人曰く何やらその他にもファンの心を掴んで離さない細かい設定やストーリーがあるらしい(花京院は随分熱心に説明してくれたのだが、ポルナレフにはその半分も理解できなかった)。
ともかく、花京院によればその裏設定や衣装のコレクション性などが話題を呼び、ゲームの腕を競う大会やファン同士の交流を目的としたイベントも各地で開かれているほどの人気ぶりなのだそうだ。

―――そして今、恋人は画面の中の女の子へ着せる衣装を集めることに勤しんでいた。セーラー服、水着、ワンピース、メイド服・・・花京院は既に大半の物はコレクションしているらしいが、どうしても手に入らないものがあるのだという。
花京院が今、一番欲しがっているもの。『チアガール』の衣装だ。

「これが一番集めにくいんだ。連続百勝しないと出ないレアなんだけど・・・このゲームはパターンが複雑だから、どうしても途中で記録が途切れちゃって」
「ふーん・・・」

初めてゲームの話を聞いた時は、それ以上突っ込んで質問するとまたややこしい説明が始まるのでポルナレフも適当に相槌を打ったのだが、まさか夜毎こうして花京院の対戦リレーにつき合わされるはめになるとは思ってもみなかった。

「まだァ~?」
「・・・まだ。そんなに眠いなら、君だけ先に寝てなよ」
「お前なあ・・・こーゆーのは一緒に寝ることに意味があるんだろ!」

折角遥々フランスから会いに来たというのに、日に日に扱いが悪くなっている気がする。もう帰っちまおうかなあ、と呟いてポルナレフは花京院の枕へ顔を埋めた。思い切り息を吸うと、いつも寝る前に嗅いでいる恋人の匂いがして何だか余計に切なくなる。もう今夜は枕を抱いて家出してしまおうか。

「これで最後だから」

黙っているとこちらの不機嫌をようやく悟ったのか、花京院が宥める様に声を掛けて来た。それにも応えず、ポルナレフは枕を抱きしめたままごろりと寝返りを打って恋人へ背を向ける。暫くそうやって拗ねていると、やっとゲームの電源を切った花京院が部屋の電気を落とし、ベッドの中へもぞもぞと潜り込んできた。

「ほら、寝るんだろう?僕の枕返してくれよ」
「いやだね」
「・・・じゃあいいよ。そのかわり、君のを半分使わせてもらうから」

言うなり花京院はこちらの返事も聞かず、ポルナレフの枕の半分へ頭を乗せた。自然、頭だけではなく身体の方も密着する。

「あっ・・・おい!」

ポルナレフが反対側へ逃げ出すのを見越していたように、花京院の足がポルナレフのそれに絡められた。後ろから腕を回されて、しっかりと抱き包められてしまう。花京院の胸板とくっついたせいで背中の方がやけに温かい。

「まだ怒ってるのかい?」
「・・・別に」
「悪かったよ。明日からはもうちょっと控えめにする」
「本当だろうな?」

ポルナレフが首だけで振り返ると、思いの外近くにあった花京院の顔が暗い視界いっぱいに広がった。切れ長の目がぱちぱちと瞬いて、ポルナレフをじっと見返している。

「うん、約束する。でもその代わり、君も協力してくれよ」
「協力ゥ?」
「僕がゲームのことを気にしなくて済むように、手伝って欲しいことがあるんだ」

どうかな?と腹に回った花京院の腕に力が入る。いつもは生意気なことばかり言っているのに、こういう時だけ甘えてくるのだから手に負えない。しかしこれも、所謂惚れた弱みというものだろうか。

「まあお前がそれで我慢できるっていうなら・・・仕方ねえか」

そもそもの原因は花京院が恋人である自分をあまりにも放ったらかしにしたことなのだが、ポルナレフとてこの状況に長々と甘んじるつもりはなかった。この際背に腹は代えられない。少々納得がいかないところはあるものの、暫く考えた末、ポルナレフは花京院に渋々と頷いてみせた。

「で、俺は何をすればいいんだ?」
「そうだなあ・・・僕があの衣装を手に入れるまで、君が代わりにチアガールになってよ」
「・・・は?」
「協力してくれるんだろう?僕はあの衣装が欲しいし、君は僕にもっと構って欲しい。だから間を取って、君がチアガールの服を着てくれたら全部解決するよ」

ーーーいやいや、その理屈はおかしいだろう。
一体何と何の間を取ったらそうなるのか、ポルナレフにはさっぱり分からない。そもそも花京院が欲しい衣装というのはゲームの中の話じゃあなかったのか?

「何で僕があの衣装にこだわるか、言ってなかった?そりゃあ勿論、あれがレアで強いっていうのも理由の一つだけど・・・それ以上に、可愛いからっていうのが大きいんだ。短いスコートも可愛いし、足はもちろん、腕をあげた時に見える脇もなかなか魅力的だよ」
「じゃなくて!なんでそれを俺が着ることになってんだって言ってんだよ!」

花京院がチアガールの衣装そのものを愛していることは、今の話からポルナレフも十分に理解出来た。この際、脇フェチなのも構わない。とにかく今は、何故自分がそれを着ることになっているのかが問題なのだ。

「それは、僕が君にあの衣装を着て欲しいからに決まってるだろう。恋人に自分の好きな服を着て貰いたいって思うのは別におかしなことじゃないよ」
「・・・本当に着せるだけならな」
「そりゃあ、まあ・・・・・・オプションとして色々期待することはあるかもしれないけど」

というか、出来れば着せたままやってみたい。
ぼそりと呟かれた、花京院の端的かつ率直な欲望丸出しの発言にポルナレフは思わず悲鳴を上げる。

「そら見ろ!やっぱりそれじゃねーか!」
「良いだろう、別に!僕も君も満足出来るんだから」

花京院は落ち着いた見た目以上に好奇心の塊で、思いついたら大抵のことは何でもすぐ試してみようとするところがあった。言い出した内でやっていない事といったら、野外ですることと・・・あとは車ですることぐらいだろうか。後者については流石に借りた車でする気はないらしく(そういうところは妙に常識的だ)、おそらく花京院が自分の車を手に入れたあかつきにはまた付き合わされるはめになるだろう。前者にしても機会に恵まれなかっただけと言えばその通りなので、これに関しては今後とも警戒が必要だ。
・・・さて、それはそれとして。

「君がチアガールの衣装を着てくれたら、僕も苦労せずにゲームを我慢できるんだけどなあ・・・」
「うっ・・・」

目の前の花京院はどうしてもポルナレフにチアガールの衣装を着せたいらしい。こうなってくると、最早趣味を控えるという本題から逸れて、花京院の性癖と思いつきに振り回されているだけのような気がする。

「どう?着てくれる?」

こうやって何度恋人の我儘に付き合わされたことか。
ポルナレフはぎゅうぎゅうと締め付けて来る花京院の腕の中で盛大に溜息を吐いた。

「・・・一回だけだからな」

分かっていて乗るのだから、大概自分も甘いものだ。

翌日の夜、夕飯もそこそこにポルナレフが寛いでいると、食器洗いの当番を終えた花京院は突然ポルナレフへ大きな紙袋を差し出してきた。

「さ、着替えて」
「あ?・・・何だよ、これ」
「昨日言っただろう。『ゲームを控える代わりにチアガールになってくれ』、って」

そういえば、そんなこともあったような。
ポルナレフはおそるおそる紙袋を覗きこむなり、うげッ、と蛙の潰れたような声を出して後退った。中には丁寧にビニール掛けされたチアガールの服が一式入っている。青地のトップスに白のスコートという見た目こそごく一般的なものだが、光沢のある安っぽい生地が妙にいやらしい雰囲気を醸し出していた。

「・・・こんなもん、どこで手に入れたんだよ」
「まあ、大学の方で色々あってさ。今日持って帰ってきたんだけど、気付かなかった?」

そこまで言われて、ポルナレフはようやく今日帰宅した花京院が持っていた見慣れない袋のことを思い出す。朝家を出る時には確実に持っていなかったはずの荷物なのだが、今の今まで気にもしていなかった。

「取りあえず一回出してみてよ。男でも着られるらしいけど、一応サイズとか確認したいし」
「へーへー」

花京院に言われるがままポルナレフはビニールを破って服を取り出すと、その衣装を目の前にぴらりと広げてみた。どうにもこうにも小さい気がするが、それでも花京院の言う通り、ただの女物よりは大き目の作りになっているようだ。

「ちょっとそれ、貸して」

花京院はポルナレフの手から衣装を取り上げると、膝立ちになってポルナレフの身体へ上下それぞれの服を宛がった。想像していたより生地に伸縮性があることも手伝ってか、今のところ多少窮屈そうではあるが全く入らないということはなさそうに感じる。恋人はしばらくの間熱心にその大きさを検分していたが、五分ほどしたところでようやく満足したように息を吐いて立ち上がった。

「うーん・・・まあ、大丈夫そうかな」
「おいおい、適当すぎじゃねェか?破いても知らねえぞ」
「多少は良いよ、借りものじゃあないし・・・。君はもうシャワー浴びたんだろう?僕も浴びてくるから、その間に着替えておいてくれよ」

それじゃあね、と言いたいことだけ言い切って、恋人はポルナレフの返事も待たずにさっさと風呂場へ向かってしまう。残されたポルナレフはその場に突っ立ったまま、しかめっ面で手の中の衣装と睨み合った。

「どーすんだよ、これ・・・・・・」

花京院が風呂から上がるまで、大体二十分程だろうか。その間に準備を済ませてしまわなければいけない。ポルナレフは溜息を吐くと、ひとまず衣装を全て床に広げてみた。

「えーと、これが上に着る奴だろ。こっちはスカートだな。それとハイソックス。ンで、これは・・・・・・何だ?パンティーか?」

ポルナレフはフリルのついたアンダースコートを摘まみ上げると、自らの下半身へ当ててその大きさを確かめる。男にしては頼りない布地の面積だ。よく見てみればこの衣装、サイズこそ男でも入るようになっているが、作り自体は女物を忠実に再現してあるらしい。ノースリーブのトップスやプリーツの入った短いスコートも、まさしく本物のチアガールのそれだ。見えない部分の衣装まで揃えている辺り、花京院の入れ込みようが窺える。
ーーーこれで風呂から上がった時にまだ服を着ていなかったら、それこそ何を言われるか分からない。気は進まないもののポルナレフは仕方なく寝間着を脱ぎ捨てると、床に散らばっている衣装をひとつひとつ拾い上げては身に着けていった。

「おいおい・・・・・・」

案の定、小さい衣装はぴっちりと肌に纏わりついてくる。スコートはウエスト部分がゴムになっているため何とか具合の良い位置に収まった(それでも肉に食い込んでいる感は拭えない)が、トップスの方は正直かなり厳しい状態だ。特に肩から胸元にかけては布地が今にもはち切れそうな程伸びきっていて、目も当てられない。

「どう?着た?」
「うわッ!?」

ポルナレフがせめて剥き出しの太股はどうにかならないものかと思案している内に、予定よりも早くシャワーを浴び終えた花京院が戻ってきてしまった。後ろから唐突に声を掛けられたポルナレフは反射的にスカートの裾を掴み、少しでも晒された生足を隠そうと下へ引っ張る。花京院はそんなポルナレフのなけなしの恥じらいなど気にも留めず、首にかけたタオルで風呂上がりの髪を拭いながら、文字通り頭の天辺から爪先までポルナレフを眺め回した。

「ふーん、」
「・・・何だよ」
「別に?見てるだけ」

そんなにじろじろと見られてはどうにも居心地が悪い。ただでさえこの格好なのだから、少しはこちらの気持ちを考えて遠慮してもらいたいものだ。ちゃんとアンダースコートも履いた?という花京院に、ポルナレフは渋面のまま頷く。

「あー・・・下着みてーな奴なら履いた」
「そう。じゃあこっち来て、鏡見てみなよ」

花京院はポルナレフの手を掴むと、有無を言わさず部屋の隅に置かれた姿見の所まで引っ張っていった。立て掛けられた大きな鏡には、窮屈そうな衣装に身を包んだポルナレフと寝間着姿の花京院が映っている。

「ほら、どう?」

どうと言われても、気持ち悪いとしか言いようがない。着ている本人から見ても、ガタイの良い男が無理矢理小さな服へ身体を押し込んでいる姿は醜悪以外の何物でもなかった。普段から露出の多い上半身はともかく、風通しの良すぎる足下がどうにも落ち着かない。寝間着にチアガールという、お互いの格好のちくはぐさもポルナレフの目には尚更滑稽に映った。

「似合ってるよ」
「・・・冗談だろ」
「本当だって。女の子みたい」

花京院はポルナレフの背中から前へ腕を回すと、何が楽しいのか分からないが、しきりと衣装の上からその逞しく張り出した胸元をまさぐり始めた。ぽっちりと浮かび上がった胸の飾りも服の上から容赦なく摘ままれ、指同士を擦り合わせるようにして転がされる。薄い布地越しに整った爪で優しく掻かれると、むずむずした快感がポルナレフの胸から足の間へどんどん流れ込んでいった。

「ン、う・・・・・・」
「何だろう、これ・・・・・・すごくいけないことしてる気分」

右手で片方の胸を弄りながら、花京院は空いた手をするすると腹の方へ下ろしていく。湯上りの細い指が丈の短いトップスから覗くへそをくすぐり、しっとりとした手の平が脇腹から腰骨にかけてのラインを満遍なくまさぐった。
それでも黙っていると、遂に花京院は腰を落としてポルナレフの脇に潜り込み、うっすらと汗ばんだ窪みに鼻先を埋めてぴちゃぴちゃと舌を這わせ始める。これには流石のポルナレフも堪らず声を上げて慌てた。くすぐったいなどという問題ではない。ぬめった生温かいものに薄い脇の皮膚を嫌というほど蹂躙され、全身の肌がぞくぞくと粟立つのを止めることが出来ない。

「お、おい・・・花京院!」
「どうかした?」

しかしこちらの抗議など気にも留めず、花京院は自分の腰をぐりぐりとポルナレフの尻へ押し付けてくる。突出した固い感触に背筋を冷やしながら、ポルナレフは身を捩って花京院の腕の中から逃れようとした。すでに恐怖しか感じない。いくらなんでも興奮しすぎではないか?こんなもので股間を膨らませているなんて、自分の恋人はどうかしているとしか思えない・・・。

「鏡があると後ろからでも良く見えるからいいね。折角だから、今日はここでしようか」

口調こそ呑気だが、言っていることはとんでもなく恐ろしい。この格好のまま襲われるというシチュエーションだけでもお断りしたい程だというのに、抱かれているところをわざわざ見せつけられながら行為に及ぶなど、想像しただけで心が折れそうだ。

「い、やだッ・・・!」
「嫌?」

聞き返しながら、花京院はますます腕に力を込めてポルナレフの身体を抱きすくめた。こうなってくると後ろから締め上げられているような気すらしてくる。

「うーん・・・そうは言っても、悪いけど僕ももうあんまり我慢できそうにないし・・・」

膨らみ始めた下半身を袋ごと掴まれて、ポルナレフはひっと息を呑んだ。やわやわと下着越しに揉み込まれると、ただでさえ窮屈な布きれに無理矢理収めていたものがはみ出してしまいそうになる。かといって腰を引けば花京院の固くなった自身が尻肉のあわいに食い込んでくるものだから、この状況においてポルナレフには逃げ場など無いに等しかった。板挟みになったポルナレフは中腰のまま、ゆらゆらと不安定に身体を揺らす。

「う、ぐっ・・・」
「どっちにしろ、君には最後まで付き合ってもらうからな」

きっぱりと言い切った花京院はポルナレフの首筋に吸い付いたかと思うと、下がり気味の腰を掴んでぐいと引き上げた。肌に纏わりつく生乾きの前髪をうるさそうに掻き上げながら、花京院はポルナレフの耳朶を執拗に甘噛みする。尖った歯で強めに縁を齧った後は、労わるようにぴちゃぴちゃと音を立てて耳の裏を舐めてきた。

「ん、ぅ・・・ンン・・・・・・ッふ、」

この現状に色々と不満はあるのだが、身体の方は随分と単純に出来ているらしい。熱い舌が丁寧に肌を舐め上げる度、ポルナレフは首を反らして息を乱す。ポルナレフの頭の中で理性は徐々になりを潜め、入れ替わるようにして目の前の快楽だけが膨らんでいった。

「そろそろ、君もその気になってくれた?」
「あ、っンぁ・・・・・・?何言って、」
「だってほら、ここ」

鏡の中の花京院はくすくすと笑ってポルナレフの下腹を指さす。見れば、ポルナレフの自身は先程からの刺激ですっかり大きく勃ち上がっていた。小さな下着に収まりきらないほど膨らんだものが力強く布を押し上げ、スコートの上からでも分かるほどの小山を作っている。花京院はそこだけ持ち上がっているスコートの前裾を摘まむと、からかうようにぴらぴらと揺らしてみせた。

「やめろよ・・・ッ!」
「良いじゃないか。どうなってるか見たいだろう?ちゃんと履けてるか、確認してあげるよ」

何の許可もなく、花京院はいきなり腹の上までポルナレフのスコートをたくし上げる。曝け出された女物のアンダースコートは哀れなほどに引き延ばされ、膨らんだ熱の質量を支えようと躍起になっていた。圧迫されて行き場を失った袋が今にも脇から零れ落ちてきそうだ。

「わ、すごい」

幹の先端からは既に露が滲み出ているのか、押し付けられた鈴口の辺りに小さな染みが浮かんでいる。花京院は興味深げにその染みに触れると、色の濃くなった布越しにくりくりと先端の割れ目を探った。小刻みに指が動く度、ポルナレフの自身もそれに合わせて跳ねるように反応する。

「あ、ア、・・・っ、う・・・・・・」

敏感な粘膜へ与えられるもどかしい刺激にポルナレフは次々と新しい蜜を溢し、湿った下着はますますその色を変えていく。それを見た花京院は面白がるような笑みを浮かべながら、手を止めて冗談交じりにポルナレフを窘めた。

「女の子なのに、だめじゃないか」
「俺は男だッ!」
「ふうん・・・こんなに可愛い服着てるのに?」

鏡見てみなよ、と言われても、映っているのは無理矢理女物の服へ身体を押し込めただけのごつい男である。服はともかく、着ている姿はちっとも可愛くない上にむしろ滑稽だ。

「服、だけだろ・・・」
「そんなことないって」
「女に着せろよ、こういうのは」
「何言ってるのさ。似合ってないから良いんだよ。逆に興奮する・・・。それに、君じゃなきゃ意味ないだろ」

可愛いよ、と笑う花京院は何度も楽しげにポルナレフのスコートを捲った。その度にポルナレフははしたなく盛り上がった己の下半身と対面しなくてはならない。

「ああ、そろそろ後ろもちゃんと解さないとね」
「後ろって・・・脱ぐのか?」
「分かってないなあ、ポルナレフ。こういうのは着たまますることに意義があるんだ」

花京院は呆れ顔でポルナレフのスカートへ両手を突っ込むと、無造作に窮屈なアンダースコートの中心をずらす。おかげで無理矢理片側へ寄せられた布地がきゅうきゅうと柔らかい袋に食い込んできた。幸い痛みまではしないが、前方は布に覆われたままなのでかなりの違和感だ。ポルナレフはもぞもぞと尻を揺らして後ろの花京院を振り返る。

「なァ、花京院・・・。これ・・・なんか変な感じ、する・・・・・・」
「・・・もしかしなくても君、誘ってる?」

溜息を吐いた花京院は首を傾げると、揺れる尻肉を手の平いっぱいに掴んで揉み回した。細い指で尻の形が変わるほどぐにぐにと握り込み、その弾力を楽しんでいる。

「まあ、ちょっとぐらい我慢してよ。擦れて痛かったら・・・その時は言って」

じゃあ指、挿入れるから。
言うが早いか、花京院は唾液で濡らした指をポルナレフの後孔に宛がった。ぬるりとしたものが窄まりをくるくると撫で回し、襞を押し分けるように浅く侵入してくる。

「痛くない?」
「だ、い・・・じょう、ぶ・・・」

外側の皮膚が十分柔らかくなったことを確かめると、花京院は中心の孔へ指を一本だけゆっくりと挿し込んだ。入口付近を慣らそうとしているのか、細い指は浅いところばかりをくちくちと出入りしている。そこも解れてくると花京院は指の中程まで挿入を深め、何かを探るようにぐるりと内壁を掻き回した。

「はぁ・・・ッ、う・・・ン・・・・・・」
「あっ、ここかな」

探し当てたしこりをゆるゆる撫でられると、腰のあたりにじんわりした快楽が広がっていく。時折曲げた指でそこを押し潰されれば、腰の奥を叩かれるような衝撃が背骨を走った。

「あ゛、っぁ・・・ア゛ッ、ぅ、」

ポルナレフの小さな孔は反射的に指を食い締めてきゅうきゅうと窄まる。嫌でも中に埋まっているものの輪郭を感じてしまい、ポルナレフは思わず息を止めた。そうなると身体の方も意思とは関係なしに固くなり、ますます苦しくなるという悪循環に陥ってしまう。見かねた花京院はポルナレフの背中をさすり、とにかく息をするように促す。

「二本目・・・ほら、息吐いて」
「んんッ、ン・・・っ、・・・は、」

詰まりかける息を必死に吐き出すと、揃えられた二本の指は弛んだ後孔へ思ったより容易く飲み込まれていった。流石に入口を通過する際は少々抵抗感があったものの、そこを過ぎれば一息にちゅるりと埋まり込む。中程まで入れられた人差し指と中指で挟み込むようにしこりを揉まれ、ポルナレフはがくがくと膝を震わせて腰を落としかけた。

「おいおい、座ったら挿入れられないじゃないか。それにもっと足を開いてくれないと」
「ンなこと、言ったって・・・っは、も・・・むり・・・・・・花京院、ッ」

前のめりになったポルナレフは鏡に手をつき、なんとかよろめく身体を支える。しょうがないなあ、と呟いた花京院はポルナレフの腰を掴むと自らの方へぐいと引き寄せた。尻の高さを勝手に調節しているのか、指よりも太いものが尻の谷間に触れる。花京院の膨らんだ熱を肌に感じた瞬間、ポルナレフは思わず頬を赤らめて唇を噛んだ。
何度もしているはずの行為なのだが、未だにこの瞬間だけは慣れることがない。雄を受け入れる行為と、身体を貫くような被征服感。それに加えて、今夜は非日常的な格好をした自分が、まるで強請るようにあさましく腰を突き出している様を鏡越しに見せつけられている。

「このまま腕で支えてれば大丈夫そうだけど・・・。どう?良いかい?」

良いかと言われれば良くないのだが、花京院に手を添えられていないとその場にしゃがみ込んでしまいそうだ。ポルナレフはこくこくと頷き、花京院へ尻を差し出したまま申し訳程度に足を開く。花京院が腰を押し付けてくるのに合わせていきむように下腹へ力を入れると、広がった後孔に肉の先端が埋まった。張り出した括れを過ぎれば、固い幹はそのまま腔内のぬめりを借りてゆっくりと呑み込まれていく。

「は、っ・・・ん、ぐ・・・あ、ッつ・・・い・・・・・・!」
「それはお互い様じゃないか。君の中だって熱いよ・・・ぐずぐずに溶けてるみたいだ」

試すように腰を揺すられると、ぬるんだ後腔がじんじんと熱を持ち始める。滲み出た腸液が花京院のものと粘膜の間に薄い膜を張っているようだ。花京院はますます滑りの良くなったそこを何度も擦り上げ、敏感なしこりを容赦なく押し込んだ。ポルナレフの自身はというと、ローションでも塗されたのかと思う程の露に濡れ、ひっきりなしに先端の孔から蜜を溢している。その水気は今や下着の外まで染みだし、押し上げたスコートの一角を色変わりさせていた。

「今日はいつもよりすごく濡れてるね。ふふ・・・本当に女の子みたい」
「はァ、は・・・っあぅ、はあ・・・う、るせえ・・・なッ・・・!」
「はいはい、」

余程この遊びが気に入ったのか、花京院はポルナレフの悪態をいつもより機嫌よく受け流している。逃げ出そうとしたポルナレフが腰を突き出すと、花京院は自身を挿し込んだままぐりぐりと腰を回して、触れている内壁の感触を確かめるように満遍なく押し広げた。

「・・・そうだ!なあポルナレフ、ちょっと君、自分のを扱いてみてくれよ」
「はあ!?」
「いいだろう、ちょっとだけだから」

花京院が強請るように腰を擦りつけて来る。自然、深いところへ幹の先端がぐりぐりと埋まり込んだ。

「ひ、ぐっ・・・・・・!」

ポルナレフは鏡についた手がくじけそうになるのを感じながら、声にならない叫びを呑んで歯を喰いしばった。これ以上無いというほど腹の奥まで犯される圧迫感に耐える。

「お、おい・・・」
「このままずっと苦しいのと、自分も手伝って早く楽になれるの、どっちがいい?」

どっちも嫌に決まっている。しかし、この我儘な恋人はいくら嫌だと言ってもどうせ聞かないのだろう。それにもうポルナレフ自身、焦らされるのは苦しくなってきたところだ。服も窮屈だし、さっさと上り詰めて終わりにしてしまいたい。

「ね、早く・・・」

返事を待たずに花京院はまた腰を揺らして抜き挿しを再開する。その瞬間、ポルナレフは殆ど反射的にスカートを押し上げる自身へ片手を伸ばした。布の上からぬめる幹を握り、乱暴に扱き上げる。

「かわいい・・・女の子なのに、ッ自分で・・・しちゃうんだ・・・・・・っ?」

違う!と叫びたいのにポルナレフの手は止まらない。ぎゅっと閉じていた目を恐る恐る開けると、そこにはだらしなく唇を濡らしながらスカートの中身を握りしめる自分がいた。短いスコートから覗く太股の筋肉が引き攣って震えている。
縋るように恋人へ目を向けて、ポルナレフは硬直した。鏡の中。獣のように光る、ぎらついた目。こちらを見つめている花京院と鏡越しに視線がかち合う。身を竦ませる間もなく腹へ腕が回された。先程の緩やかな抽送とは比べものにならない程の速さで固いものが後腔へ打ち付けられる。

「あ、ぐ・・・ふ、ぁふ、っあアっ・・・!!」

ポルナレフが堪らず身体を折り曲げて前屈みになると、花京院はぴったりと身体を添わせるように上体を倒してきた。のし掛かられるような格好で抱え込まれ、がつがつと腰を叩き付けられる。乱れた荒い息が耳元でうるさく響いた。

「はあ・・・はぁ、ッ、ぅ・・・は、」
「やっ、ァ・・・ぐッ・・・ひう、や、ッも・・・」

出したい。出して楽になりたい。
震える膝をなんとか支えながら、ポルナレフは花京院の激しい抽送に耐える。自身を握る手には最早殆ど力が入っていなかった。ここまで来ると頭が真っ白になって、何も考えることが出来なくなる。女みたいな格好をして抱かれ、喘いでいる自分。自分でないような自分。鏡の中の誰かがどろどろになって腰を振っている。

「ポルナレフ、ッ・・・!」
「あぁ、ア・・・ぁあ゛あ゛あ゛ア゛ア゛っ・・・・・・・!」

最後に奥深くまで幹を突き立てて、花京院は唐突に動きを止めた。固い肉が腹の中でびくびくと跳ねる度、熱を持った欲の残滓が狭い腔内へ広がっていく。数秒遅れて、ポルナレフもスコートの下で達した。

「履いたまま出しちゃった?」
「ン・・・・・・」

息をするのもやっとの状態で、ポルナレフはこくこくと頷く。花京院が事を終えた後も、ポルナレフは下着の中へ断続的に白濁を吐き出していた。アンダースコートの内側がぐっしょりと濡れて気持ち悪い。スコートを捲り上げてみると、下着の上からでも粗相をしたことが分かるぐらいに生温かい液体が白く滲み出していた。

「ちょっとこれ・・・・・・いつもより多くないかい」

よくよく見れば、吐き出した白濁はいつの間にかスコートの裏地まで濡らしていたらしい。鏡へ映る衣装の裏にはべっとりとポルナレフの欲が塗りつけられている。

「あ、んまり・・・見るなよ・・・・・・」

ようやく呼吸が落ち着いてきたポルナレフは、ずるずるとへたり込むようにしてフローリングの床へ腰を下ろした。どうした訳か足に力が入らない。床につけた尻はまだ熱を持っているようにじんじんと疼いている。ゴムもつけずに中へ出されたせいか、閉じきらない後孔から零れた花京院の白濁が更に下着を汚して太股を伝っていった。ポルナレフはその生温かい感触に身震いすると、頭の上にいる花京院へじろりと咎めるような視線を向ける。

「中で出しやがったな」
「悪かったって。続きの前に一旦後始末した方が良いかな・・・それとも最後にまとめてする?ああ、次からはちゃんとゴムを着けるから、そこは安心してよ」

花京院の言葉にポルナレフは慌てて顔を上げた。後始末のタイミングよりも、もっと聞き捨てならない台詞を聞いた気がする。

「ちょっと待て・・・今お前、『続き』って言ったか?」
「うん、言ったけど。どうかした?」
「ンなッ・・・・・!」

そんなの、約束と違う!
思わず腰を浮かせかけると、腹に力が入ったせいか後孔からますます中のものが溢れ出てきた。その濡れた感触に一瞬顔を顰めて、ポルナレフは再び床の上へ尻を落ち着ける。

「俺は一回だけ、って言っただろ!」
「折角着たのに、一回で終わったら洗濯するのが勿体ないだろう!一人暮らしなんだし、こういうところで出来るだけ節約していかないと」

どう考えても節約するところが間違っていると思うのだが・・・物は言いよう、とはこのことだ。しかし、一回ぽっきりだという条件で了承したというのに、この言い分には納得がいかなかった。

「今日はもう良いだろ・・・」
「そんなこと言って、次に君がこれを着てくれる日なんていつになるか分からないじゃないか」

だからほら、ベッドへ行くぞ。
花京院は一度達した疲れも見せず、足下にへたり込んでいるポルナレフの腕を引く。

「それに僕は最初に言ったはずだよ。『僕があの衣装を手に入れるまで、君が代わりにチアガールになってくれ』って」
「そ、それは・・・!」

ポルナレフは引き攣った顔で首を振ったが、遂に根負けして花京院に手を引かれるまま、ふらふらと立ち上がった。中腰になり、覚束ない足取りでベッドへ向かう。

「よいしょ、っと」
「う、ッわ!」

花京院は片手で掛け布団を剥ぎ取ると、ポルナレフをシーツの上へ放り投げるようにして押し倒した。自分もベッドへよじ登ると、覆いかぶさるような格好でポルナレフを抱きしめる。

「明日の講義は午後からだから、時間はたっぷりあるよ」
「・・・そーかよ」

不本意な状況ではあるが、こうも素直に愛情を示されると甘えられているようで容易に拒絶することも出来ない。されるがままになったポルナレフは身体の至る所へ散らされる口付けに顔を顰めながらも、ひとまずは花京院の愛を辛抱強く受け止める。
あとは結局、年下の恋人に散々振り回されたポルナレフが気を失うまでこの非日常的な行為は夜通し続けられた。


そして翌朝。
いつの間にか意識を飛ばしてしまっていたらしいポルナレフは、カーテンの隙間から差し込む朝陽で目を覚ました。
朦朧とした頭でなんとか昨晩のことを思い出そうとするが、どのタイミングで気を失ったのかすら全く覚えていない。後始末は花京院が済ませてくれたのか、身に付けていた衣服は下着まで全て脱がされ、ポルナレフは文字通り一糸纏わぬ姿でベッドの上へ横たわっていた。

「おはよう、ポルナレフ」
「んー・・・お、はよ・・・・・」

ポルナレフはあくびを噛み殺しながら起き上がり、頭を振って意識を覚醒させる。花京院は既に朝食の準備へ取りかかっているのか、小さなワンルームはコーヒーの香ばしい匂いで満たされていた。

「服なら、もう洗ったよ」

ポルナレフがきょろきょろと辺りを見回していると、こちらの様子を察したらしい花京院がサラダのボウルを抱えたまま窓の外へ目を向ける。視線を追って振り返ったポルナレフは、その先に広がる光景を見て思わず呻き声を上げた。

「ゲッ・・・」

幸か不幸か、本日は気持ちが良いほどの晴天である。日当たりの良いベランダの物干しにはチアガールの衣装が一式、朝の爽やかな風を受けてはためいていた。これにはポルナレフも恋人とご近所の関係が悪くならないことを祈ることしかできない。ただでさえ奇抜な外国人が出入りしていると噂になりかけているというのに、どうやら当の花京院は全く気にしていないようだ。

「ところでポルナレフ、君は昨日アンダースコートを下着代わりに履いてたみたいだけど」
「・・・それがどうかしたのかよ」
「あれは元々下着を隠すためのものだから、パンツの上に履くのが普通なんだ。知らなかったかい?」

まあ、僕はあれでも嬉しかったけどね。
花京院は絶句するポルナレフをよそに、せっせとテーブルへ皿を並べ朝食の準備を進めていく。

「今更ンなこと言って、俺にどーしろってんだ」
「それなんだけど、女性用のちゃんとした下着を買ってくるから、正式なやり方でもう一度着て欲しいんだ。今度は下着の上にアンダースコートを履いて・・・・・・その次は敢えて何も履かずにっていうのも良いなあ」

正気とは思えない恋人の言葉にポルナレフは思わずベッドの上で頭を抱えた。本当に、この為だけに『女性用のちゃんとした下着』を買ってくるのだとしたら、とてもではないが付き合いきれない。花京院の中で一回だけ、という約束が思い出されることは永遠にないのだろうか。

「なァ花京院・・・お前ホントにこれ、いつまで続ける気だ?」
「だから、『僕があのゲームで衣装を手に入れるまで』。連続百勝だからなあ。明日にでも・・・・・・って言いたいところだけど、まあ当分はこのままだろうね。・・・今更手伝うって言ったことを撤回するのは無しだよ」

先回りして釘を刺されたポルナレフはうう、と唸ってベッドへ仰向けに倒れ込む。花京院は支度をする手を止め、わざわざベッドの脇まで来てポルナレフの顔を覗き込むように見下ろしてきた。

「普通にしようぜ、フツーに。なんでそれじゃダメなんだよ」
「君だってそれなりに楽しんでたじゃないか」

素直になったら気持ち良いだけ、というのは着ない側の言い分である。自分と花京院以外誰も見ていないとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。

「何なら、他の衣装も着てみるかい?君も気に入るようなのがあるかもしれないし・・・。そういえば新しいシリーズでは違う衣装が追加実装されるんだけど、チャイナドレスとかナース服はどう?」
「・・・着ないからな」

ポルナレフはじっとりとした目で花京院を睨みつけた。枕でも投げつけんばかりの勢いで身構えたポルナレフに、花京院は肩を竦めて首を振る。

「冗談だってば」
「お前の冗談は、冗談に聞こえねーんだよ!」
「どっちにしろ、しばらくの間は今のを着てもらうつもりだから安心してよ。後のことはその内考えれば良いし・・・昨日の衣装の写真を撮るのも忘れてたしね」

やっぱり本気じゃねえか、と叫ぶより前に、ポルナレフの頭は先程聞こえた不穏な言葉の方を拾い上げた。写真・・・・・・写真?何のことかは分からないが、とにかくろくなことにはならない予感がする。

「一応聞くが、何で写真がいるんだ?」
「君はいずれフランスに帰ってしまうだろう。だから今の内にきちんとした形にして、残しておきたいんだ」

思い出作りというと聞こえは良いが、自分がいなくなった後にそれを使って何をするつもりなのか、あまり想像はしたくなかった。まさかとは思うが、少なくともそれをオカズにどうこう・・・・・などということはないと信じたい。
ポルナレフは溜息を吐いて再びシーツの海へ潜り込む。花京院のことだ、今欲しがっている衣装を手に入れてしまった後も、新しく出た服があればそれだって全部揃えないと気が済まないだろう。となると、ポルナレフがフランスへ帰るまでにあと二着は別の服を用意して迫ってきてもおかしくはない。既に押し切られる前提で考えているのもおかしな話だが、願わくば恋人にはもう少し露出の少ない衣装を選んで欲しい。

「次はいつにしようか。今日?明日?」
「・・・好きにしてくれ」

ーーー結局自分はあと何回、花京院の趣味に付き合わされるはめになるのだろう。
これではゲームがコスチュームプレイにすり替わっただけで、確かに放って置かれはしないものの、ポルナレフからすればどっちが良いのか分からないようなものだ。目覚めたばかりだというのに、何だか今朝はもう疲れたような気がする。いつだって恋人のペースでことが運ぶのは、ここが日本だからなのだろうか・・・。
これからの夜を想像して、ポルナレフはぐったりとベッドに沈む。その後は一人シーツに包まりながら、鼻歌交じりの花京院が朝食の支度を終えるまでの間、ポルナレフは窓の外で揺れる衣装たちへ恨めし気な視線を送り続けたのだった。
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テーマ:ジョジョの奇妙な冒険
ジャンル:アニメ・コミック

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海野ヒレ

Author:海野ヒレ
生き物大好き:海野ヒレ

pixiv: http://pixiv.me/umino-hire

twitter: https://twitter.com/umino_hire

身分:腐海の底で汚泥を啜る大学生。これでも医学生よ!

誕生日:8/4 吉田松陰先生と一緒(旧暦)

血液型:AB型

好きなゲーム:一生不動の一位はサガフロンティア2。異論は認める。

好きな漫画:ほんと色々。オリジナルBL、擬人化、アンソロも読みますモグモグおいしいおかわり!百合も逝ける。でも大まかに言うとギャグは大体好きみたいよ。

属性:自然発生型腐女子。小説メイン、イラスト少々にて活動中。拍手、コメントを貰うと喜びにくるいもだえるのだ。

特技:マイナーなジャンル・キャラ・CPばかりに熱烈な愛を送る。時々切ない。

好きなものごっちゃで詳しく:銀魂、サガフロ2、ダンガンロンパ、ギャグマンガ日和、+チック姉さん、ジョジョの奇妙な冒険(3部)、クロノクロス、ジルオール、ドリフターズ、モノノ怪、さらいや五葉、魔法少女まどか☆マギカ、モンハン、討鬼伝、アサシンクリード、フロンティアゲート、牧場物語、聖剣伝説LoM、FFXなど

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