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  • 同棲ノススメ(アヴドゥル×ポルナレフ ジョジョ3部後 アヴドゥル生存ルート)

    category:JOJO二次創作小説

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こんにちはー。


超久しぶりですいません・・・アヴポルです。
3部の旅の間に気持ちを確かめ合った二人が、どのようにしてフランスでの同棲を始めたか・・・という話です。
Twitterの方でRTされたものの消化その①になります。

ちなみにPixivさんの方にも同じものを上げてます。
全然関係ないですが、最近露伴先生と仗助君ものも書きたいなあとか思ったり・・・1部~5部の間で満遍なく浮気中なもので・・・。

↓それではいつも通り小説は追記に格納!



同棲ノススメ





DIOとの因縁の決着がついてのち、アヴドゥルをフランスへ呼び寄せたのはポルナレフということになるのだろうか。
空港で別れをいう間際、ポルナレフがいつでもフランスに来いとアヴドゥルへ告げたのが事の始まりだが、言いだしたポルナレフもまさかアヴドゥルが1ヶ月もしないうちに飛行機へ飛び乗って来るとは思わなかった。ある日突然、フランスの自宅でいつものように寝ていたところを早朝から鳴ったチャイムにたたき起こされ、なんだなんだと寝起きのまま向かった玄関先で大荷物を抱えたアヴドゥルを見た時の驚きは忘れられない。ポルナレフは自分が寝惚けて幻覚を見ているのだろうと思い込み、そのままドアを閉じてしまったほどだ(ちなみにこれは今でもアヴドゥルに話のタネにされる)。

それでも初めの内、ポルナレフはアヴドゥルが数週間か、長くて数ヶ月滞在するだけだと信じて疑わなかった。・・・いや、次々と業者が自分の家に運び込んでくる家財道具や大量の書籍にはいささか疑問を感じてはいたが。ともかく、ポルナレフはアヴドゥルが休暇ついでにフランスへ滞在しているだけなのだとばかり思い込んでいたのだ。だからこそ、アヴドゥルに今後の身の振り方について尋ねるなどという発想自体がまず存在しなかった。ポルナレフが知る限り、彼はエジプトの占い師なのだ。今までも、そして多分、これからも。

しかし、アヴドゥルとの宙ぶらりんな同棲生活が半年を過ぎるあたりで、悠長に構えていたポルナレフも随分とのんびりしているアヴドゥルをようやく怪訝に思いはじめ、ついに1年が経った今日、今まで口にしてこなかった帰国についての話を切り出すことにした。
休日の夜、夕食後の寛ぎの時間。ポルナレフは当番だった食器洗いを済ませたあと、居間のソファーで新聞を読んでいるアヴドゥルの足元に座った。わざわざこの時間を選んだのは、一日の内で一番落ち着いて話す事ができるからだ。朝はアヴドゥルが日課の占いをしたり、仕事に使うような難しい本を読んだりしているし、昼からは二人とも洗濯をしたり買い物をしたりと忙しくしていることが多い。その分夜はゆったりと過ごすが、アヴドゥルは滅多に夜更かしをせず大人にしては早めに寝てしまうので、夕食後から風呂に入る前までが二人で過ごす一番長い時間であるといって良かった。
いつものように足元に座ったポルナレフを気にすることなく、アヴドゥルは新聞を読み続けている。しばらくアヴドゥルと今日の出来ごとなど他愛のない会話をしていたポルナレフだったが、思い切って新聞の脇から首を伸ばすと、ソファーに身を乗り出してアヴドゥルの顔を覗き込むように見上げた。

「ところで、アヴドゥルいつ帰んの?つーか、仕事大丈夫なのか?」
「お前は何を言ってるんだ?私はもうずっとここに住む予定だが」

・・・は?
固まったポルナレフをよそに、アヴドゥルは涼しげな顔でコーヒーを片手に新聞を捲った。たいそう優雅な動きで捲られた新聞のページはかさりと宙に舞って、ポルナレフの鼻先を掠める。インクの匂いがやけに鼻についた。

「えっ、な・・・じゃあ・・・」
「仕事の方は心配いらない。たまに出張はするかもしれんが、フランスにも顧客はいる」
「いや・・・じゃなくて」
「家賃と生活費はこれからも勿論入れるから安心しろ」
「じゃなくて!!!」

思いの外大きな声を出したせいか、アヴドゥルは新聞から顔を上げ、目を丸くしてポルナレフを見つめていた。黒々とした目がいつもより大きくなって、気の強そうな太い眉が釣り上がっている。

「じゃあなんだ」
「お前・・・ここに住むのか?」
「別に家を借りた方がいいか?私としては一緒に住んだ方が色々と便利が良いと思ったのだが」
「ああ、まあ・・・便利は、いいけど・・・」
「それに私はお前と一緒に暮らしたい。お前は嫌なのか?」
「嫌じゃない・・・うん・・・」

どうも流されている気がする・・・。ポルナレフがぼんやり考え込んでいる内に、アヴドゥルはさっさと新聞を折り畳んで机に置き、コーヒーのおかわりを淹れるためキッチンへ消えてしまった。
ひとり居間に残されたポルナレフは床に座り込んだまま、今しがたアヴドゥルが言った言葉を何度も反芻する。この家で、一緒に、暮らす。なんだかあまり実感が湧かない。ポルナレフはアヴドゥルのペースにすっかり巻き込まれていることに気づいたが、もうどうにでもなれという広い心でそれについては考えないことにした。自分は難しいことを考えるのが得意じゃない。大切な人と毎日一緒に暮らせるなんて、最高だよな!そうだよな!俺今幸せ、超ハッピー!と思考を切り替えて無理矢理納得することにする。
現実問題として生活費のことや仕事のこともあったが、戻ってきたアヴドゥルとよく話し合った結果、それについては本当にアヴドゥルが自分でどうにかできるらしいことが分かった。(ちなみに面倒な手続きなども勝手に済ませているようで、アヴドゥルが随分と海外暮らしに慣れていることをポルナレフはこの時思い知った)

「私がここで生活するにあたって、他に何か不安なことや困ることがあるならいつでも遠慮なく言って欲しい」
「・・・分かった。今んとこは何もないぜ」

今までアヴドゥルはポルナレフに食費や部屋を借りている分のお金を生活費として渡してくれていた。お客なんだから気にするなよ、とポルナレフは少しばかり多過ぎるそれを受け取ろうとしなかったのだが、アヴドゥルが微妙な顔をしてそんなわけにはいかないだろうとやけに押しつけてきたのだ。今から思えば、その時点でどうもアヴドゥルとポルナレフの認識には相違があったようだが、お互い何も言い出さないままそれも流れてしまっていた。その時に言ってくれれば良かったのにと思わないでもないが、疑問を持たなかったポルナレフにも非はあるだろう。

「そうか、良かった。それで、」
「まだ何かあんのか?」
「その・・・一つ聞きたいんだが」
「なんだよ」

早く言えよ、とポルナレフが促すと、アヴドゥルは少し渋ってから口を開いた。今更こんなことを言うのもアレなんだが、とやけに勿体ぶった前置きをつけるアヴドゥルにポルナレフは焦れて仕方がない。

「それで、私達は・・・恋人ということになるんだろうか」
「コイビト?」
「付き合ってる、のか?」
「付き・・・はああーーーーーッ!?」

えっ、そこ今更なの、とポルナレフはあまりの衝撃に、肯定の言葉が少しも出て来なかった。実際ポルナレフとアヴドゥルはコイビト同士で付き合っている、はずである。ここでもポルナレフの認識が間違っていなければの話だが。まさかそんなところまでズレてたらどうすりゃいいんだ、というかそれだと同棲じゃなくて同居になるんじゃあ・・・。僅かな時間に、ポルナレフの回らない頭の中を色んなものが駆け巡った。だがまず、問題は。

「お前それ、普通こっちに来る前に聞くもんじゃあねーのか?」
「・・・違うのか?」

珍しく不安そうに眉を寄せてマグカップを抱えるアヴドゥルを見て、ポルナレフは怯んだ。

「いやそうだけど・・・その、まあなんだ、コイビトっていうか・・・付き合って、る、けどよ・・・」

何これ改めて言うとなんかすごい恥ずかしいんですけど!!
ひとり赤面するポルナレフをおいて、アヴドゥルは安堵したように頷いた。そしてマグカップを机に置くと、アヴドゥルは身体を屈めてポルナレフの額にキスを落とし、抱きしめる。

「よかった・・・お前もそう思っていてくれて」
「お、おお・・・」

もしかしてアヴドゥルって結構天然なんじゃあないのか、とポルナレフは恋人の新たな一面を見てしまったような気持ちで頷いた。それと同時に、なんだかじわじわとした温かいものが、ぼんやりと胸に灯り始める。

「よろしくな、アヴドゥル」
「ああ、よろしく」

馴染んだようで、どこか新しい生活。随分遠回りしてしまったようだが、とにもかくにも自分たちは今日からコイビトとして正式に、同棲生活を始めることになるらしい。今日が終わるまであと数時間、記念すべき一日をどう過ごそうか。ポルナレフはまず手始めに、自分を抱きしめる男の背中へ腕を伸ばした。


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テーマ:ジョジョの奇妙な冒険
ジャンル:アニメ・コミック

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海野ヒレ

Author:海野ヒレ
生き物大好き:海野ヒレ

pixiv: http://pixiv.me/umino-hire

twitter: https://twitter.com/umino_hire

身分:腐海の底で汚泥を啜る大学生。これでも医学生よ!

誕生日:8/4 吉田松陰先生と一緒(旧暦)

血液型:AB型

好きなゲーム:一生不動の一位はサガフロンティア2。異論は認める。

好きな漫画:ほんと色々。オリジナルBL、擬人化、アンソロも読みますモグモグおいしいおかわり!百合も逝ける。でも大まかに言うとギャグは大体好きみたいよ。

属性:自然発生型腐女子。小説メイン、イラスト少々にて活動中。拍手、コメントを貰うと喜びにくるいもだえるのだ。

特技:マイナーなジャンル・キャラ・CPばかりに熱烈な愛を送る。時々切ない。

好きなものごっちゃで詳しく:銀魂、サガフロ2、ダンガンロンパ、ギャグマンガ日和、+チック姉さん、ジョジョの奇妙な冒険(3部)、クロノクロス、ジルオール、ドリフターズ、モノノ怪、さらいや五葉、魔法少女まどか☆マギカ、モンハン、討鬼伝、アサシンクリード、フロンティアゲート、牧場物語、聖剣伝説LoM、FFXなど

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