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  • 体内予報(承太郎×花京院 3部後 生還ルート花京院)

    category:JOJO二次創作小説

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こんにちは。


今回は3部後の承太郎×花京院です。生還ルートをたどった花京院と承太郎が日本で一緒に学校へ通ってるお話。

とても眠い日の次の日は決まって体調を崩す花京院と、それを知ってあれやこれやする承太郎。
若干、世話焼き太郎です。



それでは、小説は追記に格納↓



体内予報




花京院は妙な体質で、とてつもなく眠くなる日が一年に数回ある。
身体を動かしていないと、すぐに眠り込んでしまいそうになるほど強烈な眠気で、しかもそれが疲労や睡眠不足とは関係なしに襲ってくるのだ。

そして、そんな日の次の日、花京院は決まって体調を崩した。熱を出したり、頭痛がしたり、腹痛や吐き気に苛まれたりと、そのバリエーションは様々だが、とにかく身体に何らかの不具合が起こる。花京院は物心ついたときからこの事象に気づいていて、嫌な予感がした時はなるべく家に引きこもって過ごしていた。

「おい、花京院」

もう帰るぜ、と承太郎に肩を揺さぶられて初めて、花京院は自分が眠っていたことに気づいた。辺りを見回すと、自習室には自分たち以外の誰もいない。正面の時計はもう7時半を指していた。

「寝てたのかよ」
「・・・そうみたいだ」

花京院の教科書は5時にここへ来たときから少しも進んでいない。ノートはシャーペンの芯がでたらめに這い回った痕で埋め尽くされていた。折れた芯が砕けて紙に粉を飛ばすほどなのに、目が覚めなかったことが驚きだ。
―――これはなんだか、嫌な予感がする。花京院は憂鬱な気持ちで荷物をまとめた。
もう家に帰ることすら億劫だ。眠い。とてつもなく眠い。
今更ながらに、花京院は自分が徒歩通学で良かったと思う。これで電車やバスに乗ったら、ほぼ確実に寝過ごすだろう。

ようやく帰る準備を済ませ、花京院は鞄を持って立ち上がった。

「待たせてすまない」
「別にいい そんなことより、お前が居眠りなんて珍しいな」
「ああ・・・たまにあるんだ」

僕も人間だからね、と言って肩をすくめてみせる。承太郎はじっとこちらを見ていたが、花京院はそれに気づかないふりをして、自習室の電気を消した。

自習室から下駄箱までは結構な距離がある。
学校に泊まっていけたらいいのに。花京院は重い身体を引きずりながら、心の中でひとりごちた。
シャワー室とコインランドリーと、あとはベッドがあればそれでいい。寮みたいになってて・・・そしたら一日中、承太郎とも一緒にいられる―――
とりとめもないことを考えていると、ますます眠気が襲ってきて、花京院はかろうじて指先に引っ掛かっていた鞄を慌てて握りなおした。

外はもう真っ暗だ。冬は、日が暮れるのが早い。花京院は寒さに身をすくめながら下駄箱を出る。マフラーも手袋もしてこなかった花京院は、夜風の身を切るような冷たさに辟易した。出来るだけ伸ばした学ランの袖に指を収めて、かじかむ手を温める。対する承太郎はマフラーをして、両手をポケットに突っこんでいた。

「せっかく自習室行ったのに、全然勉強できなかったな」

花京院は溜息を吐いて空を見上げた。白い息が星に掛かって、きらきらした光を曇らせる。

「模試はいつだ?」
「・・・来週末」

よりにもよって、今週末に承太郎と遊びに行く約束をしたために、花京院は平日からせっせと勉強を進めておく必要があった。普通なら試験前の週末は避けるのだが、受験生で忙しい承太郎のスケジュールを考慮すると、この週末を逃せば当分遊べる機会はない。渋る承太郎を押し切って、花京院は約束を取り付けていた。

「金曜、俺の家に来い」
「学校が終わってから?」
「俺の家で勉強して、そのまま泊まれば良いだろ 土曜の朝は俺の家から出れば良い」

流石にそれは迷惑になるんじゃないか。
花京院は承太郎の大きな家を思い浮かべた。ホリィさんの手料理が食べられることは嬉しいが、この時期、受験生の家に泊まって遊びに連れ出すなんて、あまりに配慮がないと思われるのではないだろうか。

「おふくろのことなら気にするな」
「でも・・・」
「今朝も週末のことで、お前が家に来るのか聞いてきたぜ」

お前が来たら喜んでもてなすだろうよ、と言う承太郎は少し呆れた顔をしていた。
子離れしていない親をうるさがりながらも、承太郎が母親を大事に思っていることを花京院は知っている。今、彼がしているマフラーは母親が編んだものだ。母親が編んだマフラーを大人しく首に巻いている不良なんて、そうそういないだろう。根は真面目なのだ。

「そうだな、考えておくよ」
「ああ」

泊まるとなれば、準備が必要だ。木曜の夜には必要な物を用意しないといけない。
それまでにできるだけ時間を割いて勉強しておくべきだが、今日は家に帰ったらきっとすぐに寝てしまうだろう。承太郎は帰ったら勉強するんだろうな。そうだ、金曜は勉強を教えてもらおう。今日の埋め合わせを急いでしなければ。明日だって、もしこの予感が当たっていれば、勉強どころか学校へ行けるかどうかすら分からない。

花京院は痛いほど冷え切った耳を手で覆う。
もうすぐ、いつも承太郎と別れる道へ出る。歩きながら寝てしまったら、自分は家に辿り着けるだろうか?そこからは一人で帰らないといけない。こんな寒い中眠ってしまったら、冗談ではなく凍死する。
花京院はぼんやりする頭を振って、なんとか目を開いた。

「じゃあ、承太郎」

また明日、と言って背を向けた花京院の腕を、承太郎が掴んだ。

「花京院、やっぱりお前―――なんか変だぜ」

緑の目に睨まれて、花京院はその腕を解くことが出来ない。

「今日は家まで送って行ってやる」
「いいよ 君の家と反対方向じゃないか もうこんな時間だし、受験生なのに風邪でも引いたら大変だ」
「お前の家の方に本屋があったな?」
「本屋?あるけど・・・」
「ついでに本屋に寄って帰る 参考書を買おうと思ってたところだ」

それなら良いだろ?と承太郎が花京院のかじかんだ手に触れた。承太郎の手は花京院のものよりも一回り大きくて、ほのかに温かい。

「君と言うやつは」

いつからそんなずるい手を使うようになったんだい?
苦笑いして、花京院はその温かい手の平に冷たくなった指先を押し当てる。返事の代わりだろうか、花京院の冷えて強張った指先は、承太郎の温かく長い指にくるみ込まれて、家に辿り着くまでずっと守られていた。

翌日、花京院の予感は見事に的中した。
目が覚めて、いきなりひどい頭痛と吐き気に襲われる。多少体力を消耗するが、ベッドから起き上がれないために、仕方なくハイエロファントを這わせて体温計を持って来させた。

「38度6分」

花京院は体温計を見て、ぐったりと枕に倒れ込む。ハイエロファントも普段より小さく、霞んでいた。本体が弱っているとスタンドも弱くなるのだ。起きたばかりで色々と身の回りのことをしたかったが、大人しくスタンドを引っ込めて花京院はベッドの中で目を閉じた。
どれぐらい眠っていただろうか。
いつもの時間になっても一階へ降りて来ない花京院を、母親は息子が珍しく寝坊したものと思ったらしい。わざわざ向こうから部屋へ来てくれたことは、花京院にとって好都合だった。母親に学校は欠席することを伝え、持って来てほしいものなどをまとめて頼んだあとは、ベッドに横たわっているだけで良かった。
食欲は無かったが、何か食べないと薬も飲むことが出来ない。花京院は仕方なく、母親が持って来た粥を少し口に入れて、熱さましを飲んだ。これで多少はマシになるはずだ。

母親が部屋を出た後、花京院は再びベッドに潜り込んで、顎の上まで布団を引き上げた。熱のせいか、少し寒気がする。薬のラベルを読んだだけで目の奥が痛んだのだから、とても勉強などできそうにない。今日は体調を整えることに専念した方が良いだろう。身体の方も体力を温存しようとしているのか、それとも飲んだ薬のせいか、やけに眠気がして、花京院は睡魔に足を引かれるまま再び深い眠りに落ちていった。

次に花京院が目覚めたのは、もう大分日が傾いた頃だった。薬のおかげで熱は下がったのか、朝よりも気分が良い。カーテンから差し込む西陽がベッドの端を橙に染めている。時計はもう5時を回っていた。授業がほとんどない3年生なら、もうとっくに学校は終わっている時間だ。
承太郎はどうしているだろう?花京院は寝ころんだままぼんやりと天井を見つめる。
きっと彼は、自分が今日学校を休んでいることを知らないだろう。放課後いつものように自分を教室へ迎えに来て、そこでクラスメイトから自分の欠席を聞いたのだろうか。
自分がいなくても一人で自習室へ行っているのか、それとも家に帰って、昨日買って帰った参考書で勉強しているのか―――

急に階下で人の気配を感じて、花京院は耳を澄ませた。誰かが家に来たのか、母親がよそ行きの、いつもより少し高い声で誰かと話している。
スタンドを出して見に行かせても良いのだが、今朝のハイエロファントの様子を思い出して、花京院はただじっと気配を探った。やがて誰かが階段を上ってくる音がして、花京院は布団にくるまったまま身構える。母親の足音とは似ても似つかない。
誰だろうかと考える間もなく、ドアがノックされた。花京院が返事をする前に、ドアが向こうから開かれる。

「調子はどうだ?」

粥と薬を載せた盆を持って入って来た男を見て、花京院は目を丸くした。

「承太郎!」

思わずベッドに起き上がった花京院の膝に盆を置き、持っていた鞄を足元に放ると、承太郎は勝手に部屋の椅子をベッドの横へ引っ張って来て腰掛けた。

「僕が休んだって、どうやって知ったんだい?」
「お前の同級生に聞いた」
「わざわざ教室に来てくれたのに、すまなかったね」
「そんなのはいい―――熱は下がったのか?」
「ああ、もう大分良いよ 薬が効いたみたいだ 君こそ、こんなところに来ていて大丈夫なのか?」

勉強してるかと思ったんだけど、というと承太郎は顔を顰めた。

「それはお前だって同じだろうが」
「そうだったね」

花京院は苦笑して、自分の机の上を見た。昨夜帰ってから鞄も開かずに寝てしまったので、筆箱すら出ていない。明日からは本気で勉強しないと間に合わないだろう。

「まあ今日は休んで身体を治すんだな それ食って、薬飲んどけよ」

母親に持って行くよう頼まれたのだろうか。礼を言って、花京院は盆の上の粥に手をつけた。

「熱ッ―――」

スプーンを口に入れた途端、花京院は慌てて舌を引っ込める。冷まし方が足りなかったのか、まだ熱い粥で舌を火傷した。ひりひりする舌を少しでも冷やそうと水を飲む花京院に、承太郎は呆れたような顔でやれやれと呟くと、手を伸ばして花京院の手からスプーンを取り上げた。

「貸せ、俺が食わせてやる」
「自分で出来るよ」

花京院はスプーンを取り返そうと腕を伸ばしたが、承太郎は頑として譲らない。仕方なく花京院は承太郎にスプーンを預けた。承太郎は粥を掬うと、まだ渋っている花京院に口を開けろと促してくる。

「本当にするのかい?」
「いいから、早く口開けろよ」

花京院が餌を待つ雛鳥よろしく口を開けると、承太郎はそこにスプーンを差し入れた。花京院は口に入れられた粥を黙って咀嚼する。飲み込んだのを確認すると、承太郎はもう一度スプーンで粥を掬った。

「熱かったか?」
「いや、大丈夫だ」

そうか、というと承太郎はまた花京院の口にスプーンを押し込んで、粥を流し入れる。

「ン、」
「おっと」

唇から少し零れかけたのを花京院が拭う前に、承太郎の指が花京院の唇に触れた。外で冷えたのか、少しひんやりした指が、唇の端から中程までを撫でるように拭う。その間、顔を上げると承太郎と目が合ってしまいそうで、花京院はずっと布団の端にできたほつれを見つめていた。

「ありがとう」

花京院は妙な気恥ずかしさに顔が熱くなるのを感じながら、目を逸らしたまま礼をいう。唇に残った冷たい感触が消えないのがもどかしい。その後は黙々と差し出されるものを飲み込んだ。

「ごちそうさま」

花京院は最後の一口を食べ終えて薬を飲むと、承太郎に促されるままベッドに横になった。布団に肩まで潜り込んで、椅子に座る承太郎をそっと見上げる。
こんなところに居ていいのかと聞いたのは自分だが、承太郎が帰ってしまうのは何となく寂しかった。もちろん引き止めることはできるが、承太郎が忙しいのを知ってるのに、自分で言い出しても良い物かどうか分からない。

「もう帰るのかい?」
「帰って欲しくねえのか?」

ニヤリと笑った顔に、花京院は首を傾げて見せる。

「どうかな?」
「素直じゃねえな」

あ、と思った時には承太郎の顔が間近にあって、花京院の唇に柔らかい物が触れた。それはすぐに湿った音を立てて離れていく。

「もう少し居てやるよ」
「それは、どうも」

内心ほっとしたのを悟られないよう、少しおどけたように言って、花京院は承太郎の手を取った。かすかに熱を持った、緑がかった目が花京院を見下ろしている。何かまずい物を感じて花京院が目を逸らした時には、もう手遅れだった。

「う、ん・・・ン、」

承太郎はもう片方の腕を花京院の顔の横について身体を支え、花京院の上へ屈んで首筋に鼻先を埋める。熱い舌が耳の下から鎖骨の辺りを何度も辿った。その感触に花京院は身震いして、掴んでいた承太郎の片手を離す。
承太郎は顔を上げることなく、片手で器用に花京院のパジャマのボタンを外した。上から3つ目まで外すと、承太郎はそこから腕を差し入れ、熱のせいか少し汗ばんでいた肌を撫でる。触れるか触れないかのところで這いまわる服の中の指に、鳥肌が立った。

「病人にそんなことをするやつだとは思わなかったよ」

口だけで抗議して、花京院は両腕を承太郎の首に回す。

「ずいぶん元気な病人だな」

承太郎はからかうように軽く鎖骨を吸い上げると、今度はその唇を花京院のものと重ね合わせた。
ちょっとした仕返しのつもりで、薄く開いた歯の間を割った花京院がいきなり舌を絡めると、承太郎の腕がパジャマから引き抜かれる。承太郎は余裕のある表情を崩すことなく、大きな手で花京院の前髪を掻き上げて、挿し込まれた舌を吸い上げた。逆に花京院の口に舌を挿し入れて、隅々まで探るように撫でていく。混ざり合った唾液が花京院の口の端から零れても、承太郎は容赦なく舌を絡めてきた。今までにないほど口内を弄ばれて、花京院は息をするので精一杯だ。最後に舌先と下唇を甘噛みして、承太郎の唇は花京院から離れていった。

「今日はここまでにしとくか」

身体を起こした承太郎は、すました顔で椅子に座って帽子を被りなおす。口を拭いながら花京院が承太郎を睨むと、承太郎は肩をすくめてみせた。

「おいおい、そんな顔で見舞いに来た客を見るもんじゃあねえぜ」
「とても見舞いに来たとは思えないけどね」
「お前が引き留めたんだろうが」
「・・・いつ僕が引き留めたって?」
「そうか―――なら帰るとするか」

俺も暇じゃないんでな、と立ち上がりかけた承太郎の学ランの袖を、殆ど反射のように花京院は引っ張った。

「あ、」
「この手はなんだ?」

花京院はきまりが悪くなって、手を布団の中に引っ込める。布団を顔の真ん中まで引き上げて隠れると、承太郎は再び椅子に腰を下ろした。

「少しだけだぜ」

こくり、と頷いた花京院の顔を覗き込んで、承太郎は首を捻る。熱をみるためか、花京院の額に承太郎の手が伸ばされた。熱がないことを確認した手は、そのまま顔を滑って頬を撫でる。くすぐるような指先に、花京院は目を細めて身を捩った。

「それにしてもお前、妙な体質だな」
「何が?」
「眠い日の次の日に体調が悪くなるとかいう」
「・・・知ってたのかい?」

本気で首を傾げている花京院に、承太郎は自分で言って忘れたのか、と呆れた声を出した。

「そんなこと話したかなあ」
「俺はお前から聞いたぜ 旅の間―――どこでだったかは俺も忘れたが」

花京院はエジプトまでの旅を思い返して、もうおぼろげになりかかっている記憶を掘り起こした。承太郎が知っているのだから多分その話をしたのだろうが、どうにも思い出せない。場面場面は鮮明なのに、色んなことがすでに風化しかかっているようだ。

「ホテルの部屋で言ったのかな」
「そうかもな」

旅の間、一度もこの症状が出なかったのは幸いだった。危険と隣り合わせの旅で、このような不調は命取りだ。

「一度話しただけなのに、君はよく覚えていたな」
「そんな珍しい話、忘れたくても忘れられねえよ」
「昨日から気づいてたのかい?」
「放課後とはいえ、お前が学校で居眠りしてるのなんて滅多に見ねえからな―――もしかしてとは思ったが」

ふうん、と花京院は感心した声を出す。スタープラチナを抜きにしても、承太郎の記憶力と観察力は侮れない。機転も利いて洞察力も鋭く、旅の間は何度となく助けられたものだ。

「承太郎、君は本当にすごいな・・・いつも驚かされるよ」
「たいしたことじゃねえ」

花京院が素直に賞賛の言葉を口にすると、承太郎はぶっきらぼうな返事をして、帽子のつばで顔を隠してしまう。花京院はくすくすと笑って、見えなくなった承太郎の顔を覗き込んだ。

「照れてるのかい?」
「やかましい」

大人びて頼りがいのある承太郎が、ふとしたきっかけで年相応の一面を見せるとき、年下ながら花京院はそれを微笑ましく思う。それは遠くから眺めて憧れていたスターが、近寄ってみたら案外自分たちと変わらない部分をもっていると知った時の気持ちに似ていた。

「そんなことより、週末の話だが」
「うん?」

急に承太郎は真面目な顔で花京院を見た。

「お前が金曜までにまた熱を出したら、約束は無しだからな 大人しく家に居ろ」
「そんな!」
「嫌なら、早く治せ」

花京院の前髪を掻き上げるように撫でて、承太郎は笑みを浮かべた。花京院は不満気な顔を作りながらも、その言葉に逆らうことができない。

「治すよ・・・明日までには」
「安心しろ もし週末遊びに行けなくても、お前の家には来てやる」
「本当に?」
「ああ」

承太郎はそろそろ本当に家に帰るのか、椅子を元に戻して、足元の鞄を拾い上げた。花京院の上に屈みこんで、触れるだけのキスをする。

「もしこれから同じことがあっても、その時は毎回来てやるよ」
「じゃあ眠い日があったら、真っ先に君に教えよう」

多分それより先に、君は自分で気づいてしまうんだろうけど。
心の中でだけ呟いて、花京院はもう一度、最後のキスをねだろうと腕を伸ばした。
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テーマ:ジョジョの奇妙な冒険
ジャンル:アニメ・コミック

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海野ヒレ

Author:海野ヒレ
生き物大好き:海野ヒレ

pixiv: http://pixiv.me/umino-hire

twitter: https://twitter.com/umino_hire

身分:腐海の底で汚泥を啜る大学生。これでも医学生よ!

誕生日:8/4 吉田松陰先生と一緒(旧暦)

血液型:AB型

好きなゲーム:一生不動の一位はサガフロンティア2。異論は認める。

好きな漫画:ほんと色々。オリジナルBL、擬人化、アンソロも読みますモグモグおいしいおかわり!百合も逝ける。でも大まかに言うとギャグは大体好きみたいよ。

属性:自然発生型腐女子。小説メイン、イラスト少々にて活動中。拍手、コメントを貰うと喜びにくるいもだえるのだ。

特技:マイナーなジャンル・キャラ・CPばかりに熱烈な愛を送る。時々切ない。

好きなものごっちゃで詳しく:銀魂、サガフロ2、ダンガンロンパ、ギャグマンガ日和、+チック姉さん、ジョジョの奇妙な冒険(3部)、クロノクロス、ジルオール、ドリフターズ、モノノ怪、さらいや五葉、魔法少女まどか☆マギカ、モンハン、討鬼伝、アサシンクリード、フロンティアゲート、牧場物語、聖剣伝説LoM、FFXなど

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